ロリスローゼンミュラーの期間限定プロジェクト、LSGが公開された。生産数の600パーセントの需要があって、入荷1分でソールドアウトという状況が続いている...
どうして、みんな欲しがっているんだろう?
世界中700の革靴ブランドを格付けした全米チャートshoebrands700.comで、世界最高ランクだから。ギルド系アトリエが作っているから。
そんな浅い理由ではないはず。
ネットを見ていると、すでにギレスベルガーを持っているのに買っている人、複数のモデルを揃えようとしている人が多い。僕も全モデル揃えようとしている。
浅い理由からは、何足も買うことにはならない。
ジョンロブをどれだけ買っても、ビスポークをどれだけ買っても、あるいはロレックスをどれだけ買っても、僕らは大して変わらない。
もちろん買ったときは嬉しいけれど、その喜びは薄れていく。腹パンになってもう食えないと思っても、次の日になれば腹が減るのと同じ。数ヶ月、数年かけて喜びを消化していく。
この通り、普通の高級品は「いっときの腹パン」をくれるものだけれど、ロリスローゼンミュラーはそれとは異質。消化されない喜びをくれる。
だから僕らはこれを買う。
ロリスローゼンミュラーは、ドイツのビスポークメーカー、ギレスベルガーが作っている。ギレスベルガーは、いわゆるギルド系アトリエ。
ギルド系アトリエは、芸術家を中心としたパトロン集団に似ている。本当に良い靴を作りたいと思う資産家たちが、資金を出し合ってできている。
だから、普通の高級靴ブランドのように、売値や原価をいくらに抑えなきゃいけない、どれくらい売らなきゃいけない、といった縛りがない。いろんな縛りからフリーの状態で、クオリティだけを追求できる。
ギレスベルガーは、ビスポークシューズ的な美しさと、悪天候や悪路に対するタフさ、長時間歩いたときのコンフォートの両立を追求している。
めちゃくちゃかっこいいのに、雨でも嵐でも、砂利道でも砂浜でもガンガン履ける。旅での連投も余裕。
※どうやってこれを実現しているか具体的な仕様については、公式ページでしっかり解説されてるので、そちらを確認してほしい。
“あなたが雨に打たれるとき、ともに雨に打たれる。
あなたが汚れるとき、ともに汚れる。ともに傷つき、ともに磨かれ、ともに輝く。
ともに生き、ともに死ぬ。伴侶と出会うように、
人生で一度きり、最上のブーツを選ぶなら。
その答えが、
ロリス・ローゼンミュラーだ。打たれること、汚れること。
傷つくこと、磨くこと、輝くこと。
生きること、死ぬこと。
全部楽しめ。
ロリスと歩むなら、全ては冒険だ。”
これは、公式ページのトップに掲載されているメッセージ。
僕はギレスベルガーとLSGのシューズ、1ペアずつ、合計2ペア愛用している。その愛用の体験は、まさにこのメッセージ通り。
ジョンロブを履いている時、普通のビスポークシューズを履いている時、かすり傷さえも痛かった。ちょっとした汚れも雨も嫌だった。だから安全な場所に居ようとした。
だけれど、ギレスベルガー、ロリスローゼンミュラーを履いている時は、傷つくことも、汚れることも、雨も、何もかも楽しいのだ。砂利道へ、茂みの中へ、入っていきたくなる。
日常が、人生が、冒険になった。
旅人にとってのボストンバッグ、
ロックシンガーにとっての革ジャン。
ロリスローゼンミュラーは、そういったものに並ぶもの。
つまり、ともに生き、ともに死にゆく存在。
人生にそういった存在がある喜びは、消えるどころか年々深まっていく。
僕らはこの喜びを求めて、ロリスローゼンミュラーを買う。
ロリスローゼンミュラーがある人生、そうでない人生。
冒険する人生、冒険しない人生。
今日はあの公園に寄り道してみよう、今日はあの森に寄り道してみよう。
そうやって生きるのか、決められたルートを生きるのか。
あなたはどっちを選ぶ?
あたらしいプロジェクト、LSGのプライスは16万円台だ。プロダクトのレベルに対してかなりのロープライス。
このプロジェクトは1年間の期間限定。プロジェクト終了後は30万円前後の限定制作品を売り出すことがアナウンスされている。
数年後、多くの人々は思うのだろう。買っとけばよかった、もっと買っとけばよかった、と。
ハントダービー、ロレックス、ビットコイン...
これらと同じく、将来の「買っておけばよかったリスト」に並ぶことは間違いない。
ロリスローゼンミュラーは人気だけれど、このことに気づいている人は多くないのでは?
これに気づいているから、僕は何足も買おうとするのだ。
※ 今買うためにはファストパスというシステムを利用する必要があるようです。公式メールアドレスか公式ラインに欲しいモデルとサイズを送信して、入荷したときに決済リンクをもらうというシステムです。